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卒業式の日。
菊「不二…ごめん」
目の前にたつ英二が目を伏せる。
不「…英二?」
部活を引退してからずっと様子がおかしかった英二。なにか伝えたいことがあるんだろうとは思っていた。僕にとってはクラスメイトや仲間よりも特別なひとだから、彼がなにかを決めるのを本当に待っていた。僕が何かしたのかもしれない。でもきっと、英二はきちんと言葉にしてくれる。育ちの良い彼だから、そういうことを蔑ろにはしない。
菊「俺ね、不二が好きなんだ…ほんと、ごめんね」
苦しそうに絞り出す答え。愕然とした。でも心のどこかがストンと落ちた気がした。ああ、間違いない。僕はずっと君をみてきた。
不「英二、なんで謝る必要があるの?君はなにも悪くない」
驚いたように顔をあげる。
菊「だって…俺たちどっちも男だよ?不二は…不二はずっと友だちでいてくれようとしたのに、こんな気持ち…裏切るみたいじゃんか」
訴える泣きそうな声に胸が締め付けられる。でも、なんだ、こんな表情も持っていたんだとも思う。英二に近づく。
不「英二。僕の気持ちは聞いてくれないの?勝手に決めないで」
少し苛立った声になってしまう。仕方ない、だって英二はほんと自分勝手だ。そこも気に入っているんだけど。
菊「不二?」
不「いまさら気づいて悪いんだけど、僕だって君が好きだよ。まさか離れるつもり?」
菊「不二…」
不「ねえ、英二。この関係を発展させるなら大歓迎だけど、そうじゃないなら許さない」
あえて笑顔で言ってみた。いや、自然とそうなってしまう。君がどう思おうと、僕は君を泳がしはしない。自分の子供染みた独占欲に呆れはするけど、本当に英二を手放したくはない。謝るのは僕の方かもしれない。
菊「まだ友だちでいてくれる?」
自分のことになると途端に鈍くなる彼に少し苛立つ。初めから友だちなんかじゃないじゃないか、お互いに。
菊「不二?」
言い方を考えて見据えている僕を覗きみる。その表情がかわいくて、フッと笑ってしまう。
不「ごめん、謝るのは僕の方だ」
なんで、という顔をする。
不「君を自由にさせてあげられないかも」
菊「…それは」
こんなに心が狭いと知ったら君は離れるだろうか。
菊「俺もだよ」
朝練後の部室。
不二はいきなり菊丸をロッカーに押しつけてキス。
菊「…んっ」
すぐに離れた不二を間近に見る。混乱してるのに目の前の親友を擁護する。つまり、なんの冗談かと。
不「英二とヤりたいんだけど」
菊「…いや、だから…え? えーと、不二ー?」
若干ひきつる笑顔で、不二を見る。きれいな顔だけど、だから近いって。
不「だから。英二だって興味あるでしょ? 英二とならできそうかなって」
なんのことだか。
菊「えと、本気? なんで」
俺かと聞こうとしたのに、また口を塞がれた。今度は長い。浅く入り始めた舌を押し退けようと開かれた口を閉じるのに、いきなりだから鼻での呼吸が儘ならなくて、すでに割り込んできている舌先で意外と簡単につけ込まれる。抵抗しきれず、深い侵入を許してしまう。
ようやく離れた不二を軽く睨む。
菊「なんの冗談?」
不「なんで冗談?」
おかしいだろと暗に言われてるような余裕の笑顔に、ため息をつきたくなる。俺が不二と同じことを考えてると思いつける根拠のなさを笑いそうになって、なんでこんな勝手されて俺は怒らないんだろうと思った。
怒る次元じゃない。不二とは喧嘩にならない。いや、ほんとは一度だけ本気で喧嘩したことあるけど、それはお互いに意地を張ってしまっただけだし。あのあのすぐに仲直りしたし。
キス、は怒る次元じゃない?
不「嫌じゃないんだよ、英二は」
ね?って首をかしげて笑う。
ああもう。本当に嫌だったらきっと考えるより先に、不二を殴ってでも引き剥がしてる。それをしなかったのも衝動?
菊「嫌じゃないかもだけどさ」
なに?という顔。
菊「とりあえず、続きはまたね」
ここが部室であること、だから誰かが戻る可能性があること、っ、いまは朝でもうすぐ授業が始まること。まあこれは別にいいんだけどさ。ああその前に、俺も不二もほんとにそれでいいのかって考えないとダメかな。でも、不二とのキスは気持ち良かったかも。
不「続き、いいんだ」
不二は柔らかかった表情を一瞬だけ崩した。それで充分。もう言葉で答えるのが面倒くさくて、代わりに俺からその唇に触れる。今度はふたりの舌が絡む。この先を想像して身体の一部が固くなり始めたからヤバいと思ったとき、不二が離れた。
不「ちょっと、ヤバかった」
苦笑いする不二を見て、またしても許してしまう。この先を。だけど続きは。
菊「ガッコ、始まるよ?」
やっと離れて鞄を持ちあげる不二を見て、俺も倣う。
菊「不二はさー、なんでいつも脈絡ないんだよ」
不「失礼だな。乾ほどじゃないけど脈絡はあるよ。君に見えてないだけ」
部室の鍵を閉める。誘いかたも強引だけど、話の筋のすり替えも強引だ。
菊「んで、俺はどっち?」
またしても一瞬目を見開いて、でもつぎの表情は挑戦的で身体に電流が走ったみたいになった。不二となら楽しいかも。
不「まったく、君は」
歩きながらいいかけて、校舎の壁の時計に気づく。つられて俺も見る。
不・菊「「あ」」
教室まで猛ダッシュさせられる仕返しはきっちりさせてもらうからね、不二。覚悟しとけ。
テニスとかゲームとか、勉強の成績とかいろいろ。
勝ったらタチで、ってのは普通な展開なんだけど、ついついふたりで妄想してしまうw
ということはリバ?
わたしが描く唯一のリバだ。
あ、違った。
『蛹』ってリバっぽいよね…(( ̄∀|
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写真部から体育祭の撮影手伝わされる不二の役得はもちろん英二の隠し撮りなんだけど、ラストが書きたいんだな。
なのに、過程が定まらない(笑)
不二と菊の性格、というか立ち位置、関係性?がいまいちぶれる。
どっちがいいかなーと。
それほど心が広くない不二はおけ、不二の性格や気持ちの機微がわかる菊もおけ。
あともうちょっと突っ込んだ深いとこが、ね。
ラストがアレだと、続きほしくなるかな、というのもある。
ちょびっと入院してました。
さっき診察で今日退院しても良いって言ってもらったので、夜には帰るとおもいます。
入院前の仕事が立て込んでしまって、結局失敗したこともそのまま残してきてしまって、あとは上司や先輩にお願いしてきましたが…
といっても私の言い訳なんですけども。
月曜日から挽回です(。・ω・。)
今晩は日本酒にしようかワインにしようか悩み中(笑)
母が来てくれているので、ちょっとだけ観光したいなとか、美味しいもの一緒に食べにいきたいなとか。東京タワーが近い病院なんで帰りに寄りたいねとか、浅草寺の雷門とか。そっちまでいくなら釜飯や麦とろごはんも食べたい。
地元の行きつけもねー♪
今週の新テニまだなんで早くみたいな(*´∀`)♪
というわけで、あとで感想とかにくるかもです、たぶんTwitterのほう。
不二菊に、はやく会いたい!!
じっとしてるから妄想書留ノート用意せねばと思いつつ、忘れてたんですよね。でも筆記用具なんてどこでも買えるし、なにより手帳に別冊ノートついてたからそれに書き留めようと。
でも本読んで終わりました(笑)
いろいろ脳内妄想、形になるといいな。
お医者さん不二ってなんかいいですよね。クールさに拍車がかかってもっと王子さまみたいになってるかも。英二がお医者さんなのもなんかかわいいけど、じつは冷静沈着な。
同僚になってて元同級生で。で、どっちかが赴任してきて再会して気まずくて、ってのは?
学生時代に興味本意でからだ繋いだけど、とか、片方が片想いしててもう片方がたらしで(笑)
それだと私はどうしても不二がたらしにしか思えないんですが(笑)
気持ちがばれて半ば無理やり襲われて、そのあと卒業まで関係続いて…
普通だな、普通な展開だなー(笑)
不二のお医者さんって見てみたい☆
あとは、同級生のときの切ないラブストーリー、べたに妄想して喜んでおりました(゜▽゜*)
「都合の良い人」呼ばわりは、例えば一緒に暮らす恋人がいるのにその恋人がツキイチの出張とかでいない日に会いにきてとねだられる。
逆でも良いけどね。
ツキイチで出張の行き先にいる現地ラバさんみたいな。
でも別パターン思いつきました。
普段は一緒に暮らす女性がいて、でも本命はそとにいる男性。そのことを女性は最初から承知してる。
…ん?
前段の話は男性ばっかりです、よ(笑)
それって、裏切りでもないしやっぱり都合が良いんじゃないかなーと。
だとすると、私はどっちがどっちにあわせて書くか。
いままでなら選択肢は三つ。でも今度は四つ。
困ってます、悩んでて(笑)
読みたいならどれだろう。またどのパターンでしょうか。
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